「焔の点いた眼だ」 BY大佐(6巻P116)

2004/02/04



「――もう…責任取ってくれよな」
呟きながら、エドはソファに膝をつく。さりげなく身を引こうとするロイの服の裾を押さえて。
「は、鋼の?」
しなやかな白い手袋がロイの頬に伸びる。相手の顔が引きつっているのはこの際見ないことにして。
「大佐の焔だよ」
「?」
「3年前、俺の瞳に焔を点けたのは」
あの時から――俺の目には、焔しか見えない。


「な、何をアホなことを言ってるんだね、君は」
さっきから調子を狂わせられてばかりのロイは珍しく余裕を失っている。
「だ―かーら、一世一代の告白だよ、大佐」



エドの気持ちに気がついていなかった大佐、と突然態度豹変してみせたりしたエド。
たぶんこの前に何かあって…それで大佐は余裕なくって、エドもお子様やってるのやめちゃった…とか。
「いいかげん、俺のものになっちまえよ、大佐」みたいな!

私気づいちゃったんだけど、どうも私の大佐って超☆乙女みたいよ!!
エドのことが気になってはいるし、むしろ渇望していると言ってもいい。
でもそれを庇護欲とか有能な駒とかいろんないいわけで塗り固めて、その感情に気づこうとしない…?(笑)
O☆TO☆ME!!
そして、エドの方が恋愛感情をしっかり持っている、という点で、私のはエドロイなんだな―と。



でも、大佐に言わせると、二兎を追っているような奴に捕まってやる気はない、とのことで。


「ちょっと待ちたまえ」
「あ?なんだよ、ここまで来て…」 (…どこまで…?>汗)
「悪いが、私は強欲でね」
話の先が読めない。この状況で何を強気なのだろうか、この男は。
「ようするに、賢者の石と私と、どちらかにしたまえ」
「は?」
「君の心が賢者の石に割かれている内は、私まで手に入れられるとは思わないことだな」
それはつまり―…
「さっさと賢者の石を手に入れてこい」




そしてそんな言葉にあっさり騙されるエド。
いや、大佐は本気でそう思ってるけど―…要するにはぐらかされて…。




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