I will tell you about the secret of no-sing canary
I will find you again
2005/07/30
ぎゅっと首にかじりつかれ、男は支えきれずに横に一歩、足を踏み出した。
(足腰から鍛え直すか)
いまだ本調子からは程遠い自分の体を思う。体中が故障だらけだ。だが何から始めるべきか、これで決められた。
「君はいつだって、始まりを告げる鳥だ」
私の権力への飽くなき戦いも、君が始めた。
ならもう一度立ち上がるのに、今この瞬間というのはなんとも似つかわしいだろう。
「何度でも」
少年の強い声が耳に吹き込まれる。
「何度でも始めさせてやる。絶対に終わらせない」
「俺があんたを何度でも見つけてやる」
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夏らしい絵を、と思ったんだけど、どうにも暑苦しい(苦笑)。