焔の錬金術師…?

2004/02/11

(本当は1/23付けの日記ネタなんだけど、なぜか載せ忘れてたので…)

大佐の焔の錬成の謎。

ハボによれば、あれは火種自体は発火布による摩擦の火花(錬成術とは関係ないわけだ)。
そして、錬金術で空気中の酸素比率をいじる。……と、ボン!

実際は酸素比率を変えるというのは、簡単な話ではございませぬ。
混合された空気中から酸素のみを取り出してくることって…うーん化学的に可能だっけ?それより水から酸素を合成する方が楽だと思うよ―。その場合水素も出てくるけど…って、それはなおさら爆発には好都合?だって燃えるものがなければ、いくら酸素があってもあんな爆発にはならないからね。
だとすると、やはり大気中の酸素のみを集めてきている…という説よりは、大気中の水分から水素と酸素を発生させている、という説のほうがより納得がいく。


しかし。
問題となるのは、発火布に描かれた錬成陣。
どう見ても炎を表す△の組み合わせにサラマンダーの意匠、焔のマーク(しかも力の循環を示す円を遮っているよ!)。
……この錬成陣ではたして大気組成を変えることが可能なのだろうか。

だいたい錬成陣を晒していたら、他の錬金術師に真似されたりしないのだろうか。ただでさえ大佐の強さは知れ渡っている。ならば、大佐の術を使って…と考える錬金術師がいてもおかしくはない。
錬金術の方法を示した式が、錬成陣。…だとするならば、あの大佐が手袋の、それも外側に大事な錬成陣を描いているとは考えにくい。
あれは、むしろ「この手袋は発火布で、大佐の持ち物ですよ。この手袋をしているのはあの恐ろしい焔の錬金術師ですよ」ということを示すマークなのではなかろうか。
おそらく、大気組成を変えるための真の錬成陣は、手袋の中に描かれているに違いない。

そもそもハボの説明を聞くかぎりでは、大佐は炎を操るのが得意というよりは、気体の扱いに長けているようだ。そしてそれを戦闘で攻撃的に使用する際にもっとも効果の高かったのが、発火布を使った炎との連携だった…ということなのだろう。
うん、なるほど。問題解決(…そうか?)。

……。
だが。
果たして、これでロイ・マスタングに「焔の錬金術師」という二つ名はふさわしいのだろうか…。


なんて考察をしてみた。ちょっと現実逃避。




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