森の妖精・ロイロイ

2004/03/10


痛い感じのパラレルです(笑)。
笑って許せる方のみ
つーかロイロイ露出度高いよ…! そもそもの始まり。
4代目TOPのロイは「フォーチュンギア」の色違いなのだけど、どうも緑具合とかが「森の妖精・ロイロイ」って感じだった。
4代目TOP絵はこちら そこから派生した妄想パラレル。











その美しい黄金の輝きに触れることはできないとわかっていた。
人は人の世界に生き、私たちのような生き物は少しだけ、ほんの少しだけ位相の違う世界に生きる。
薄膜一枚、それが私たちを隔てているから、見ることはできても触れることはできない。
こんなに美しく輝いているのにー…。

木の陰で眠る少年はうっすらと光を帯びて見えた。
幼さを残したあどけない顔。薄く開いた唇。
思わずその輝きに魅せられて、ロイは手を伸ばした。


と、その手首がつかまれた。
ピリリと肌の表面を走る、不快で微弱な電気的な痛み。界面干渉の光がロイの腕を覆う。
「おいおい、いきなり魂食うつもりかよ。がっついてんなア?」
言った両の目は閉じられている。しかし口元には薄い笑みが浮かんでいたし、何よりこの手。
――なぜ私をつかめる?
「美しく醜悪な森の淫売には仕置きが必要か?」
くく、と笑う。紡がれる言葉は汚泥にまみれ、それでもその響きだけはなぜか軽やかで甘い。
ぐいと手を引かれた。界面干渉に抵抗しきれなかった羽根がぶんと音を立てて消滅し、ロイは少年の膝の上に倒れこむ。
間近の金の瞳。自分を見据える眼差し。
それが眩しくてロイは目を閉じ、口づけを受け入れていた。


「あれ、何だ。男か」
存分にロイの唇を嬲った後で、少年はそんなことを言う。
「し…失礼だな!大体、そんなことを言っていていいのか。
おそらく知らずに入り込んだんだろうが、ここは地元の人間は誰も入らない魔の森だ。
お前の所業に森の王はお怒りになり、一生森から出れなくなる」
意地悪く笑みを浮かべると、少年はロイをまじまじと見つめた。
「へえ、俺のことが心配?」
「何を言っている」
「つーか、その森の王ってあんたじゃん」
「な…!」
「あんたからこの森で一番強い力を感じるんだけどね」
だから、俺あんた待ってたんだけど。
ロイは絶句した。


自分の正体隠してたロイロイ。超バレバレだったらしい。



「お前は一体何しに来たんだ!この森のことなら放っておいてくれ」
「そういうわけにいくかよ。森の王ってことは、あんたがあの炎精だろ。
俺はもう一度魔王に会いたいんだ。方法教えろよ」
「…炎精…?」
「太古の昔に暴れまわって世界を焦土に変えた炎精、咆哮火蜥蜴、火炎の怒涛、四方八方を焔に包み、世界を巨大な焦熱の鉱炉と変えー……」
言い募る言葉はだんだん尻つぼみに小さくなる。
「…違うの?」
「…私ではないな」
「そんな!」
思わず握った手に力が入った。
「…い…痛っ」
「――っと、悪ィ」
あわてて少年が手を離すとようやく界面干渉の光と痛みが収まった。



「君は――なんでつかめるんだ、私が」
「は?」
「人と精は触れ合うことはない――その姿を見ることはできても」
「あんた、本当に世間知らずだなあ…」
少年はつい先ほどまでロイの腕を掴んでいた右腕を上げる。
まるで手品でもするような手つきで、その手を覆う白い手袋を取り去る。
「…!」
白銅の篭手。いやー義手だ。
全面を覆うのは懐かしい古代文字。
「それは」
「教審機関 聖導騎士、エドワード・エルリック。
我ら聖導騎士は魔をはらい、下々の生活の安寧のために闘う。
聖導騎士に与えられたこのアルカイック鉱の腕なら、あんたらをつかめるし斬れるんだ」


というところで最年少聖導騎士サマ・エドと炎精ロイの出会い編。


実はロイはエドの言った通りの太古の昔暴れまくった焔の魔精。
しかしこの森に封じられた際に、記憶を失い、森の王となっていた。
だからエドの求める魔王との接触も可能なんだけど、記憶が戻らないとねー。
それでもエドになんとかしてやろうと、ロイは精しか知らないいろんな情報を教える。ロイの情報をもとに世界を旅するエド。そのあたりは同じで。



水浴びするロイロイ。
「君はやめておきたまえ」
「なんだよー」
ドボン  ー……ブクブクブク
「やれやれ」
ロイはすっと息を吸い、躰を一ひねりしてもぐった。

「この泉は北の霊泉へとつながっている。そして東へ流れ出していくー…昔は我らの通路として使われていた」
底なしの泉に機械鎧のせいで沈んでしまったエドは、ずぶぬれでロイの講釈を聞いている。
「今はもう使う者もいないが」
さらりとロイは言う。
北の森は侵略された。今はもうない。
それをしたのはエドら教審機関。



なんか指輪風味になってきたので(ロード・オブ・ザ・リング)、指輪要素も入れてみる。


事後、森の中に横たわる二人。開放的(笑)。
「なんでこんなところに隠れてるわけ。あんたの力があれば北の森だって」
「――。君こそ、何故彼らに頭を垂れているんだ」
頭の下で腕を組んで、ロイは虚空を見つめたまま言う。
「誇り高き、人の王の末裔が」
「……っ!」


ヒィ―、ア○ゴルン!(笑)でも、そんなのもありだと思うの。
エド陛下!激萌!王の帰還とかー!!(笑)
えーっと、この世界は、人と、ロイたちのような精と、魔で構成されてるっぽいです。
教審機関は魔を駆逐し、人だけの世界を作ろうとしている。ただ精と魔の境界はとてもあいまいなので、北の森も滅ぼされてしまったっぽい。精ってエルフみたいなイメージなの。


「もはやそのしるしは忘れ去られたと思ったかい?
我らは忘れないよ。
君の左胸の文様。それは平和と栄光と安息の時代に、我らが王が人の王に贈った祝福の証。
――そしてそれは、その直系の子孫にのみ受け継がれる」
ロイを睨みつけるエド。
「知って…やがったのか」
「それなりに長生きでね」
左胸、心臓の真上をぎりとつかむ。
「――素晴らしい祝福だなァ?」
低い声。
「俺は何も知らなかった。父は遠い昔に去り、死んだ母を呼び戻そうと俺は魔を呼び出した。奴は俺の魂をほしがったが、こいつが邪魔をした」
何が祝福だ、と少年は吐き捨てるように言った。
「奴が持っていけたのは、おれの右腕と左足――それから俺の弟だけだったんだよ!」


魔王と称される存在。
しかしその属性は魔ではない。
混沌。知識の総集。

「全たる世界を一の言葉で語る者」
「この世界万物を説明するたった一つの法則を知る者――ということさ」


アル大好きなんだけど――持っていかれてしまったことになってますね。
正直いっつも一緒のアルはエドロイに邪魔……アワワ。
アル大好きですよ!かわいいよね!癒されるよね!
そうだなー…えーっとエドの剣に魂は宿ってる、ってあたりでどうですか。
打ちなおされた剣…?ア、アンドゥリルー!!




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