まっしろな一日

2004/06/20

「ひどい悪夢を見たのだがね」
ドアを開けると、寝惚け眼の上司は頬に袖口のボタンの跡をくっきりと付け、渋い声で言った。
恐ろしいことに鋼のが!
……仕事してくださいよ。と言ったものの上司はかまわず言葉を続ける。


どうもアルフォンス君がいなくなったようでね、茫然自失の鋼のは、リゼンブールの幼なじみに全身機械鎧にする気はないかと持ちかけていたんだ。
「…へ…え…」
機械鎧好きの彼女なら、全身機械鎧になってもいいと言ってくれないかと思ったらしいんだが、当然拒否された。しかもSEXはお断りだと言われたらしく、さらに意気消沈している鋼のを私は見ていられなくてね。
「…はあ…」

私は鋼のと一緒に武具屋に行ってね、なぜか大総統閣下のサーベルで自分の首を切り裂くんだ。
「…は?」
瀕死の私は、鋼のに「さァ、君好みの鎧に私の魂を錬成してくれたまえ。そして二人で…」と言うんだが、そこでドアがバーンと開かれ、「兄さん!やっぱり僕が間違ってたよ!」とアルフォンス君が帰ってくるんだな。鋼のは「アル!」と叫び、泣きながら、弟に抱きついていったよ。まさしく感動的な兄弟の再会といった感じでね。
そこで私の意識は途切れ、目が覚めたのだが……。



「私の魂は錬成してもらえたと思うかね?」
「いや、ダメでしょう」
「やっぱりそうか……」
ヘコむ上司の前の書類の山は高くなっていくばかり。


大佐は変態です。
大佐の愛は報われないぐらいがちょうどいいと思います。

エドは大佐のこと愛してるけど、アルへの愛は別物だから。
ついでに言うとウィンリィやばっちゃんも大佐より上だし。
基本的に大佐は……エドにとって守る対象ではないので、優先順位が下がっちゃうのだよね。それではたして自分は愛されているのか、悩む大佐(笑)。
うわー萌えだ!

Alchemist


錬金術はALCHEMIST アルケミスト。
エドからアル(AL)を奪うと、CHEMIST(科学者)になるとか考えていた私ってバカ?

つまり、それは錬金術が使えなくなるということ。
鋼世界では科学者も錬金術師の一部に分類されているようだけど、そこには大きな隔たりがある。
誰にでもできる科学。
錬金術師にしかできない錬金術。

錬金術は選ばれた人間しか使うことができない。また錬成陣という縛りがあり、錬成陣だけがあってもただの人間には使えない。
つまりは、錬金術師と錬成陣と二つ揃って初めて発動する術。
…という解釈でいいのかな。
賢者の石を使うと、そのあたりを超越できる、と。

エドの錬成陣なしの錬成から考えるに、「錬金術師である」という条件は「錬成陣の内容を理解できる」と言い換えることができる。
あれ?そうすると、勉強しさえすれば誰でも錬金術を使えるようになるのか。ただし相当難しいけれど?

6/27追記
「選ばれた」という表現が誤解を招いたようなので、付け加え。
錬金術は生来の能力ではない。
学べば誰にでもできる。けれど、学ぶことができる人間は限られている。ということです。

L⇔R

ふと気づいたんだが、私の描くエドロイってたいていエドが右にいて、大佐が左にいるよね!
そうじゃないのは「余裕のない人」ぐらいのもんで。不思議だなー。
けど、最近描いてる絵はことどとくエドがちまちましてて、これで本当にエドロイやってていいものか、悩みますー。
つーか常に悩んでるんですがね。エドロイとロイエド。
でもーエドロイは譲れないー。




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